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ホイアン(4)スパ天国

ホイアンは日中暑くて観光どころではないので、午後は毎日ホテルのプールで過ごすか、スパに行っていました。

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ホイアンはいたるところ「SPA」の看板だらけで、町を歩いていると「マッサージ?」っていう客引きの声があちこちから聞こえます。でも、人気のあるところ、評価の高いところは、飛び込みで行くより、予約をしていった方がよさそう。以下は、私が行ったスパのレポートです。

<The Calm Spa>
35 Le Thanh Tong, Hoi An, Quang Nam
出発前にtripadvisorの評価を見て惹かれ、スパのホームページから予約して行ったスパです。
ホイアンの中心街から少し離れたところにありますが、パッケージプランを予約すれば無料でホテルまで送迎してくれます。水田に囲まれたスパは、田舎の別荘のようなたたずまい。

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とてもおしゃれなレセプションスペース。ここでフットバスをしてもらい、ハーブティーをいただきながら、使うオイルやスクラブの素材を選びます。素材にもこだわりがあり、一部はスパの庭で栽培された100%オーガニックハーブやフルーツを使っているのだとか。

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どこからか鶏の鳴き声も聞こえてきて、市内の喧騒とは別世界のようなのどかさ。自然光と自然の風が入るトリートメントルームで受けるマッサージは最高でした。私が受けたのは、ボディマッサージ+スクラブ+ラップ+フェイシャルの190分のパッケージ。小柄な若い女性が190分通して担当してくれました。技術は申し分なかったと思います。

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パッケージプランは昼食とワイン付き。料理は数種類の中から選べて、これは豆腐入りの生春巻きに黒ゴマソースが添えられたもの。ここでこんなに繊細なモダン・ベトナム料理を食べられるなんて思わなかったなー。

料金は、1,510,000ドン。桁が多すぎてよくわからなかったけど、帰ってからクレジットカードの明細を見ると、なんとたった7411円でした。3時間以上のトリートメントに食事、送迎付きでこの値段なんて、驚きの安さです。

<Coral Spa>
69 Nguyen Phuc Tan st, Hoi An
到着してすぐにとりあえず足をマッサージしてほしいと思い、ホテルに近くて「tripadvisor」での評価が高かったこのスパに行ってみました。とてもチャーミングな若い女性のレセプショニストが応対してくれて、1時間後なら空いているとのことなので、予約をしてデポジットを払って出直しました。

冷たいマンゴージュースをいただいて、フットバスで足をきれいにしてもらったあと、トリートメントルームへ。ひざから下だけの30分のマッサージでしたが、ていねいにしっかりともみほぐしてくれました。施術後には、手作りヨーグルトのサービスも! これで200,000ドン(約1000円)というのだから驚きです。時間があれば何度も通いたいくらいでした。

<Vinh Hung Hotels & Resort Spa>
111, Ngo Quyen St. An Hoi islet, Hoi An
最終日の帰国便は深夜なので、レイトチェックアウトにして、午後はゆっくりホテルで過ごすことに。泊まったVinh Hung Riverside Hotelにもスパがあるので行ってみました。ここは大々的に宣伝しているわけではないので、飛び込みで行ってもほぼ大丈夫なよう。

ここの特徴は、ほかのスパではあまりやっていないネイルサービスがあること。時間もたっぷりあることだし……と、「首、肩、背中、脚のマッサージ+ペディキュア+マニキュア」の2時間30分のパッケージ(1,032,000ドン=約5,000円)にしました。

ペディキュア、マニキュアは、ただ色を塗ってくれるだけなんだけど、凝ったネイルアートは必要ない私にはぴったりのサービスでした。ホテルのスパだけあって、広々とした空間が魅力。突然嵐がやってきて、稲光とプールに降る雨を眺めながら、ネイルが乾くのを待っていたのもいい思い出。

<Cocobana>
16 Nguyen Thai Hoc St. Hoi An
ここはスパではありませんが、ホイアンに詳しい知り合いが教えてくれたとっておきのリラクゼーションスポット。旧市街にあり、フットバスをしながらお茶が飲めるユニークなカフェです。

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間口が狭く奥行がある伝統的なホイアンの建築。奥に進んでいくと、木洩れ日が涼しげな中庭があります。フットバスはお湯のほか、氷入りの冷水も選べて、この冷水フットバスが暑いホイアンでは本当に気持ちいい!! ライチジュースも体にしみわたるおいしさ。

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フットバス+お茶のセットで、たしか100,000ドン(約500円)でした。

★どのお店も、スタッフの方の親切さ、てきぱきしているけれど決してビジネスライクではない心のこもったもてなしが印象的でした。こんなにたくさんの旅行者であふれているのに、ぞんざいな扱いを受けることは一度もなかった(ほかの観光地exフランスとかと大違い)。ホイアンが世界で一番魅力的な旅行先として挙げられることが多いのも、このホスピタリティーの高さがあるからなのだな、と納得です。

# by AngeBleu | 2019-08-18 17:03 | アジア旅行

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ホイアンはとても美しい町。だけど……ものすごく暑い!! 10分歩いただけで、汗が全身から噴き出して、服も髪の毛もびっしょり。疲れてしまって、旧市街にたくさんある名建築は一つも見学できなかった……。素敵なブティックにも心惹かれたけれど、試着なんて無理……というわけで、観光もショッピングもほとんどできず。お散歩したのは、毎日朝9時頃から1時間ほどと、日没後の数時間だけでした。

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それでも、旧市街の街並みは情緒があって、あちこちにブーゲンビリアの花が咲き誇り、ただ歩いているだけで、幸せな気分になりました。

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ボリュームたっぷりのブーゲンビリアがカフェのひさし代わりになっています。

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濃い紫が、青い空と黄色い壁に映えて、とてもきれい。

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ブーゲンビリアのほかにも、名前を知らないいろいろな南国の花が、そこかしこに。

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まさに真っ赤な炎が燃えているような、見事な火炎樹の大木と、その下で、客待ちをするシクロの運転手さんたち。

いかにも夏らしい鮮やかな色の花々。一年中夏みたいなこの国では、絶え間なく咲き続けるのでしょうか?


# by AngeBleu | 2019-08-14 23:48 | アジア旅行

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ホイアンでは毎月満月の夜にランタン祭りがあるそうですが、満月の夜でなくても、ホイアンは毎晩お祭り!でした。

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日中は静かなホイアンの旧市街。でも、夕暮れになるとどんどん人が集まってきて、アンホイ島と旧市街を結ぶ橋の上は大混雑。「ホイアンは治安のいい町だけど、この橋の上だけはスリに注意してね。財布はしっかり持って」と、空港からホテルに送ってくれたガイドさんが言ってました。たしかに絶好の稼ぎ場だわ。

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アンホイ島の川沿いのカフェ、レストランは、対岸の夜景を見ながらくつろぐ人でいっぱい。2階席は特に眺めがよさそうですね。ただし、どこも冷房はないようなので、かなり暑いはず。

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旧市街のどの通りにも、色とりどりのランタンの灯りがともって、本当にきれい。

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ベトナムのガイドブックに必ず出てくる写真。アンホイ島のナイトマーケットのランタンの屋台で、定番の自撮りスポットになっています。お店の人も黙認しているよう。

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ウエディング写真? 雑誌のグラビアかなにか? ポーズも表情もバッチリ決まっていて、美しいカップルですねー。

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観光客をのせた灯ろう流しの小舟。幻想的な風景です。



# by AngeBleu | 2019-08-12 11:20 | アジア旅行

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ベトナムのホイアンに行ってきました。

たった3泊5日だけでも、雑事を忘れ、ひたすらのんびり過ごしたくて…。別に日本でもあまり物を考えずいつもダラダラ過ごしてるじゃない?という突っ込みはなしね。“異国のラグジュアリーなホテルの部屋で”ダラダラしたかったのです。

ただし物価の安いホイアンといえども、本当にラグジュアリーなホテルは、やっぱり高い…。そして、旅行を決めたのが出発2週間前だったので、安くて評判のいいホテルはすでに満室…と、あまり選択の余地がない中から決めたのが、ビン・フン・リバーサイド・リゾート&スパ(Vinh Hung Riverside Resort)。ホイアンの旧市街の南側、橋で結ばれたアンホイ島にあるホテルです。

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南国の木々と花があふれる庭園の中に、コテージタイプの部屋がゆったりと配置されていて、リゾート感満点。

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部屋はこのとおり決しておしゃれでもないし高級感もないのですが、1人なら十分な広さで居心地よし。

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何より、ベランダに面したフランス窓から、船が行き交うのどかな川の風景が見えるのが気に入りました。

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川を眺めながらくつろげるソファも…(暑くてあまり長い間は座っていられないんですけどね)

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もちろんプールもあります。水温はほとんど、お湯。それでも、この緑に囲まれたプールサイドで本を読んだり昼寝をしたりするのはとても気持ちのいい時間でした。

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朝食はオープンエアのレストランで。洋中越の品数豊富なビュッフェ式。

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朝からヌードルが食べられるのもうれしい。
朝食提供時間が9時30分までなのは、最初「なんか早すぎない?」と思ったけど、8時にはすでに猛暑なので、冷房のないレストランではそれ以上遅い時間の朝食は無理、ということがわかりました。

このホテルは、旅行者を楽しませる無料のサービスがいろいろあるのが特徴。毎日午後3時からベトナムコーヒーの淹れ方教室、4時からは庭園でホイアン名物屋台料理の試食会…といったふうに。午前3便、午後2便、船でホイアンの旧市街まで連れて行ってくれるサービスも!

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この小さな船でプチリバークルーズができます。旧市街までは歩いても10分程度で行けるのですが、なにしろ暑いので、行きだけでも船で楽にアクセスできるのはうれしいです。わずか5分程度ではありますが、とても気持ちいい船旅!

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船から見たホイアンの旧市街。風情があります。


# by AngeBleu | 2019-08-10 22:38 | アジア旅行

3年ぶり、そして、最後の「マラーホフの贈り物」。

「白鳥の湖」第2幕より
振付:レフ・イワーノフ 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
オリガ・スミルノワ、ウラジーミル・マラーホフ

「トゥー・タイムス・トゥー」
振付:ラッセル・マリファント 音楽:アンディ・カウトン
ルシア・ラカッラ、マーロン・ディノ

「ギルティー」
振付:エドワード・クルグ 音楽:フレデリック・ショパン
マライン・ラドメーカー

「ラ・ペリ」
振付:ウラジーミル・マラーホフ 音楽:ヨハン・ブルグミュラー
吉岡美佳、ウラジーミル・マラ ーホフ

「海賊」より奴隷のパ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ 音楽:コンスタンティン・フリードリヒ・ペーター
ヤーナ・サレンコ、ディヌ・タマズラカル

「シンデレラ」
振付:ウラジーミル・マラーホフ 音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
ヤーナ・サレンコ、ウラジーミル・マラーホフ

「フランク・ブリッジの主題による変奏曲」
振付:ハンス・ファン・マーネン 音楽:ベンジャミン・ブリテン
マリア・アイシュヴァルト、マライン・ラドメーカー

「レ・ブルジョワ」
振付:ヴェン・ファン・コーウェンベルク 音楽:ジャック・ブレル
ディヌ・タマズラカル

「椿姫」より第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー 音楽:フレデリック・ショパン
ルシア・ラカッラ、マーロン・ディノ

「白鳥の湖」より"黒鳥のパ・ド・ドゥ"
振付:マリウス・プティパ 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
オリガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン

「瀕死の白鳥」
振付:マウロ・デ・キャンディア 音楽:カミーユ・サン=サーンス
ウラジーミル・マラーホフ

最初の演目、「白鳥の湖」で王子が登場した瞬間、軽くショックを覚えました。
え、誰? まさか、これがマラーホフ?
重い・・・腕とか胴回りとか・・・太い ・・・
まるで筋肉付き肉襦袢を着ているみたいです(泣)
あの妖精マラーホフはどこへ行ってしまったの(大泣)

マラーホフは4演目の出演だけど、3演目は女性を持ち上げたり回したりするだけで、ほとんど見どころなし。ソロの演目が当初予定されていた「ヴォヤージュ」から「瀕死の白鳥」に変更となったのも、かなりがっくりでした。「瀕死の白鳥」は前回見て正直つまらんと思った作品でしたから。

しかし!
その「瀕死の白鳥」が素晴らしかったのです。前回とは全然違う作品に見えました。死への戸惑い、諦念、覚悟、そして、精一杯生きてきたことへの誇り。満身創痍の今のマラーホフだからこそできた表現だと思います。まさにマラーホフ の白鳥の歌のように思えて、涙が止まりませんでした。

やはり今回も期待を裏切らなかった・・・というより、期待とはまったく違った部分で驚かせ感動させてくれたマラーホフ。今度の日曜日のBプロが、いよいよ本当に最後の贈り物となります。足を傷めているというのが心配だけど、「ヴォヤージュ」踊ってくれるといいな・・・。

その他のダンサーに関して。10年ぶりくらいに見るルシア・ラカッラは、相変わらず驚異的な体の柔らかさと可憐な容姿。アクロバティックな演目でしか見たことがなかったけれど、「椿姫」のようなドラマティックな役柄も似合うのですね。

もうひとりお目当てだったマライン・ラドメーカーは、なんと公演日の朝、日本 に到着したのだとか。ソロのコンテンポラリー作品は、ショパンの曲に合っているのか合っていないのか、いいんだか悪いんだかわからないけど、ラドメーカーの踊りはすごくよかった。というか、はっきり言いましょう。「顔」がいいんです! バレエの感想とは思えない感想で申し訳ない(笑)
# by AngeBleu | 2013-05-22 22:39 | バレエ