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ベルリンの旅 '08 12月(11)ニコライ地区

ヨーロッパに行って楽しいのは、中世の古い街並みの中を歩くこと。何世紀も経た古い民家が修復され、今も大切に住まわれているのを見るにつけ、そこに生きる人々の心の豊かさを感じます。

ドイツでも、ロマンチック街道やメルヘン街道などの観光街道沿いにある街並みが思い浮かびますよね。でも、そういうかわいらしい街並みを期待してベルリンに来たら、がっかりすると思います。ベルリンは、13世紀になって初めて歴史に顔を出す、比較的新しい町。そのうえ、第2次世界大戦で壊滅的な被害を受けているので、中世の街並みはほとんど残っていません。ベルリンは、ドイツにあってドイツでない町なのです。

そんなベルリンで唯一、いわゆる“ドイツらしい”街並みを見ることができるのが、ここニコライ地区です。200m四方くらいのごく狭い一画ですが、ベルリン最古の教会であるニコライ教会を中心に、風情ある中世の街並みが残っています。ただし、この地区も戦災にあっているので、“中世風に”再現された街並みなのですが……。それでも、石畳の路地や鉄細工の看板など雰囲気がよく、昔のベルリンの姿をしのぶことができます。

ベルリンの旅 \'08 12月(11)ニコライ地区_b0163474_18293971.jpgベルリンの旅 \'08 12月(11)ニコライ地区_b0163474_18311395.jpg

感じのいい居酒屋風レストランや、ちょっとのぞいてみたくなるような手工芸の店などもあって、観光客向けの地区かもしれませんが、また訪れてみたい場所です。
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by AngeBleu | 2008-12-17 21:28 | ベルリン'08 12月