2008年 12月 25日
ドレスデン(7)ノイシュタット駅とEC
ドレスデンには最近リニューアルしたばかりの中央駅があるそうですが、私たちは新市街に泊まったので、ひとつベルリン寄りのノイシュタット駅を使いました。メインの駅ではないのに、けっこう立派で風格があり、構内にはドイツ料理から中華までレストランもいろいろ揃っています。ケストナーの『エーミールと探偵たち』で、エーミールがベルリン行きの汽車に乗ったのがこの駅でした。「ノイシュタット駅にはホームがふたつある」と書いてあった記憶がありますが、今もそれは同じ。駅全体に古めかしいムードが漂っていて、おそらくエーミールの時代(1920年代)とあまり変わっていないのではないでしょうか。
ドレスデン〜ベルリン間は列車でたった2時間。でも乗った列車が、ブダペストからプラハを経由してやってくる国際特急列車(EC)だったので、わずかの時間ながら鉄道旅行の風情を味わうことができました。
フランスではもう姿を消した食堂車も健在。食事時間ではなかったのですが、食堂車の雰囲気を体験したくて行ってみました。飲み物だけでもOKとのことだったので、広いテーブルでゆったりとコーヒータイムを楽しみました。メニューを見ると、おいしそうなハンガリー料理もあります。次の旅行ではECでチェコやハンガリーに行くのもいいなあ……。