Trans Europe Express


フランス、ドイツなどヨーロッパの旅の話題を中心に、映画、音楽、ダンス、アート鑑賞記録も。
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エッシェンバッハ・パリ管のマーラーとブルックナー

再びパリのネットカフェからの投稿です。
出張なので昼間の観光はできないけれど、夜はめいっぱい遊んでいます。
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4月2日、サル・プレイエルでのパリ管演奏会に行きました。指揮はエッシェンバッハ。マーラーの『亡き子をしのぶ歌』(ソリストはナタリー・シュツットマン)とブルックナーの9番という、ものすごく贅沢なプログラムです。

エッシェンバッハ指揮のパリ管は、一昨年の来日公演を聴いて大ファンになりました。パリ管のメンバーは、見た目はあまり芸術家のオーラがない普通のおにいちゃん、おねえちゃんばかりなのに(失礼)、演奏ではすごい集中力、瞬発力を発揮し、驚くほど迫力ある演奏をするのです。聞くところによると、気に入らない指揮者だとなめきってだらだらの演奏をすることもあるらしいですが(いかにもフランスらしい?)、エッシェンバッハはたいへん尊敬されているのでしょうね。

この夜の演奏会も、夢のようにすばらしいものでした。特にブルックナー。暗く、耽美的で、退廃的で、今まで聴いたことのないようなブルックナーでした。野蛮で狂気じみた第2楽章、どこまでも暗く、でも最後には天に昇っていく第3楽章。最後の音が消えたあと、エッシェンバッハは、30秒ほど指揮棒を下ろさず、客席もしんと静まりかえって、心ゆくまで余韻を味わうことができました。

残念ながら、エッシェンバッハは2009-2010年シーズンをもってパリ管の芸術監督を退任します。来シーズンのプログラムを見ると、退任前の2010年2月には、エッシェンバッハの60歳の誕生日特別コンサートがあり、モーツァルトの弾き振りや、クレーメル、ヨー・ヨー・マとの室内楽など、豪華プログラムが組まれています。エッシェンバッハのピアノも、やはり異常な耽美さがあって大好きなので、聴いてみたいなあ……。
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サル・プレイエルの帰りに。ライトアップされた凱旋門とエッフェル塔。夜のパリはやっぱり美しい。
(4月10日写真アップ)
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by AngeBleu | 2009-04-08 17:19 | 音楽

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