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ノルマンディーの旅(4)ルーアンの博物館・美術館

1. セック・デ・トゥルネル博物館

ルーアンでおもしろい博物館を見つけました。外観はふつうの教会にしか見えないので、知らなければ博物館とは気付かないでしょう。
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フランスの町を歩いていると、家々の門扉やバルコニーを飾る鉄細工の繊細なデザインに目を奪われることがよくあります。セック・デ・トゥルネル博物館は、そんな芸術作品のような鉄製品を集めた、世界でも珍しい美術館。3世紀から19世紀までの12000点にのぼる、看板、扉、階段のてすり、台所用品などの鉄製品を所蔵しています。
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教会の空間をそのまま使った展示もユニーク。
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中世から近世までの鍵のコレクションが圧巻。よくぞこんなに集めたと感心するほど。どんな城館のどんな部屋で使われていたのだろう?と想像がふくらみます。

Musee Le Secq des Tournelles
2, rue Jacque Villon
10:00~13:00、14:00~18:00(火曜、祝日休み)

2. ルーアン美術館

15世紀から現代までのヨーロッパ絵画を幅広く集めた美術館。地方美術館としては規模が大きく、じっくり見るには半日くらいかかりそうでした。
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一番印象に残った、カラヴァッジオの『キリストの笞刑』

印象派の画家たちゆかりの町だけに、モネ、ピサロ、シスレー、ルノワールら、印象派の作品も揃っています。ただ、私が行ったときは次の週から始まる大規模な印象派展(下記参照)の準備のためか、一部コレクションが観られなかったようです。

2010年6月4日~9月26日「ノルマンディー印象派フェスティバル」
フランス観光開発機構HP内の紹介ページ(日本語)はこちら

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吹き抜けになった中庭にレストラン「シスレー」があります。ガラス天井から差し込む自然光の下、絵画や彫刻に囲まれて優雅な気分で食事ができます。

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本日の料理(子羊のソテー)とデザート(カフェ・グルマン)で、11ユーロ。美術館巡りの合間に、雰囲気のいい場所でリーズナブルにランチを……というときにおすすめ。

Musee des Beaux-Arts
Esplanade Marcel Duchamp
10:00~18:00(火曜・祝日休み)
by AngeBleu | 2010-06-16 23:01 | フランスところどころ