2011年 11月 22日
愉楽の時~アレクサンドル・タローのバッハ、モーツァルト(11月21日@シャンゼリゼ劇場)
ハイドン:交響曲第44番
バッハ:鍵盤協奏曲BWV1058
モーツァルト:交響曲第17番
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」
ただただ音の快楽に酔いしれる、至福の時間を過ごしました。時差ボケ、体調不良で、行くかどうか迷ったコンサートでしたが、行ってよかった~。
タローが弾くバッハは、モダンでクールでおしゃれ。バッハがまるで現代音楽の即興演奏のように聞こえます。後半のモーツァルトは、軽やかで自由な、まさにタローのモーツァルト。ちょうどピアノの鍵盤を真上から見下ろす4階バルコニー席だったので、視覚的にもとても楽しめました。古楽の伴奏もパッションにあふれ、タローのクールな響きと不思議によく合っていましたね。アンコールは、マルチェッロのオーボエ協奏曲をピアノ協奏曲にアレンジしたもの。タローの「Concertos Itliens」というアルバムにも入っている、大好きな曲です。そして、もう1曲は全然知らない曲だけど(モーツァルトの初期の曲かな?)タロー節炸裂、即興的魅力にあふれたすてきな演奏でした。