Trans Europe Express


フランス、ドイツなどヨーロッパの旅の話題を中心に、映画、音楽、ダンス、アート鑑賞記録も。
by AngeBleu
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2013年(5月5日)

希望する公演がすべてすんなり取れてしまったので、5月5日は朝から夜まで5公演に行くことになりました。

公演番号351 10:30~11:15
“パリのバロック”
クープラン:「諸国の人々」 第1組曲「フランス人」より ソナード
マレ:サント・ジュヌヴィエーヴ・デュ・モン教会の鐘
クープラン:「諸国の人々」 第2組曲「スペイン人」より
マレ:フォリアのクプレ
ラモー:コンセール用クラヴサン曲集から 第3コンセール「内気」「タンブラン」
コレット:コミック協奏曲第25番 ト短調「未開人」
演奏:リチェルカール・コンソート
ソフィー・ジェント(ヴァイオリン)
トゥオーモ・スニ(ヴァイオリン)
マルク・アンタイ(トラヴェルソ)
イーフェン・チェン(トラヴェルソ)
フランソワ・ゲリエ(チェンバロ)

古楽のコンサートは、難しいことは何も考えずにただただ心地よさに浸っていられるから好き。ソプラノの方が急病で来日できなくなったため、曲目が変更されたそうです。その急遽追加になったマラン・マレの2曲が、ぞくぞくするほどいい曲で、もう大満足。「未開人」は、このアンサンブルだとかなり洗練されていて「高貴な未開人」って感じ。もっともっと聴いていたい……という思いを残しながら次の 公演へ。

公演番号352 12:15~13:00
フランク(バウアー編):前奏曲、フーガと変奏曲(「オルガンのための6つの小品」より)
ラヴェル:ソナチネ
フォーレ:夜想曲第11番 嬰ヘ短調 op.104-1
フォーレ:即興曲 嬰ハ短調 op.84-5(「8つの小品」より)
フォーレ:「無言歌集(ロマンス)」 op.17より 第3番 変イ長調
ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
演奏:クン=ウー・パイク

ほんと、すごいピアニストだ。刑事コロンボが風采のあがらない見かけで犯人を油断させ、次第に追いつめていくように、クン・ウー・パイクも一見そのへんの冴えないおじさんのような姿でのっそりと舞台に現れ、油断した観客の魂を奪って行くのです。初めて聴くけれどいい曲だなあと思ったのが、一曲目のフランク。敬虔な祈りのさなかにも抑えきれない熱情がほとばしり出るような・・・静かなのに熱い、素晴らしい演奏でした。

公演番号324 16:00~16:45
ショーソン:ピアノ、ヴァイオリンと弦楽四重奏のためのコンセール ニ長調 op.21
デュロゾワール:聖母マリアへの祈り(ヴァイオリンとピアノのための)
演奏:クン=ウー・パイク (ピアノ)
レジス・パスキエ (ヴァイオリン)
プラジャーク弦楽四重奏団 (弦楽四重奏)

クン・ウー・パイクとプラジャーク・クヮルテット、それにヴァイオリンのレジス・パスキエ。若手アーティストの多いラ・フォル・ジュルネでは異色のおじさん軍団(笑)が、ショーソンの40分にも及ぶ大曲を熱演。パイクのピアノの重量感に圧倒されました。あの無表情の内側にどれほどの情熱が秘められているの!?

公演番号355 17:30~18:45
ヌーブルジェ:プラン・シエル(LFJ委嘱作品 日本初演)
メシアン:世の終わりのための四重奏曲
演奏:ニコラ・ドートリクール (ヴァイオリン)
ラファエル・セヴェール (クラリネット)
フランソワ・サルク (チェロ)
ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ (ピアノ)

先ほどのおじさん軍団とはうってかわって、平均年齢おそらく20代の4人による四重奏。一番若いクラリネット君は、なんと1994年生まれ! しかし若さ=未熟ではありません。ヌーブルジェの新曲(…って、彼、作曲もやってたんか!?)は、寝ちゃったらどうしよう(一列目ど真ん中の席なのに…)などという心配は杞憂に終わり、手に汗にぎるような緊迫感あふれる演奏に、耳だけでなく目も釘付け。メシアンの四重奏曲でも4人の集中力は全く途切れることなく、闇の中に光が差し込む神聖な光景を見せてくれたのでした。

公演番号346 20:15~21:00
“パリ×ダンス”
デュリュフレ:グレゴリオ聖歌による4つのモテット op.10
ギョーム・ド・マショー:ノートルダム・レー
プーランク:悔悟節のための4つのモテット
メシアン:おお聖なる饗宴
グレゴリオ聖歌より
演奏:ヴォックス・クラマンティス
ヤーン=エイク・トゥルヴェ (指揮)
勅使川原三郎 (ダンス)
佐東利穂子 (ダンス)

今年のラ・フォル・ジュルネ、締めくくりの公演。勅使川原三郎のダンスと合唱曲のコラボ。ダンスを観たい、でも、目を閉じて聴いていたい……と、とても困るんだわ。といいながら、もう4年連続で観ています(笑)ここまで、緊張感を強いられる演奏が続いていただけに、合唱の清らかな響きがしみじみと体のすみずみまでにしみわたるようでした。
[PR]
by AngeBleu | 2013-05-09 00:53 | 音楽

最新のトラックバック

コンクリートになったオス..
from ベルリン中央駅
オランジュのシャンブル・..
from Trans Europe E..
『素顔のベルリン』が完成..
from ベルリン中央駅
マラーホフの『カラヴァッ..
from Trans Europe E..

検索

ブログパーツ

汗と脂肪の関係

ファン

ブログジャンル

画像一覧