Trans Europe Express


フランス、ドイツなどヨーロッパの旅の話題を中心に、映画、音楽、ダンス、アート鑑賞記録も。
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ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ@サントリーホール(6月20日)

ジャン=フレデリック・ヌーブルジェのピアノリサイタルに行ってきました。このピアニストは前からなんとなく気になっていたのですが、今回の演奏会に行くことを決めたのは公演1週間前。彼がソリストとして登場したN響定期演奏会のFM生中継を聴き、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番の若々しく晴れ晴れとした演奏に魅せられたからです。リサイタルのプログラムは、次のとおり。

バッハ(ブラームス編曲):シャコンヌ
ブラームス:ピアノソナタ第2番
ベートーヴェン:ピアノソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」

シャコンヌは別として、なんとも骨太というか、難しそうな曲(聴き手にとっても)が並んでいます。実は、私、ブラームスのピアノソナタは聴いたことないし、「ハンマークラヴィーア」はいくつかCDを持っているけれど、途中で気が散ってちゃんと聴き通せたためしがない・・・。しかし、この日のヌーブルジェの演奏は、そんな難解なイメージを振り払ってくれる素晴らしいものでした。特に「ハンマークラヴィーア」の最終楽章のかっこよさといったら! やはりこの人の魅力は、はじけるような若々しさ、明るさ。ジャズの即興演奏のような、いい意味の軽さがあります。アンコールは「イタリア協奏曲の第3楽章」「自作曲」「ショパンの練習曲の中の1曲」でした。演奏会の曲目とは対照的な曲ばかりで、これもたいへん楽しめました。バッハ、ショパンをメインにした演奏会も聴いてみたいものだと思いました。

今回運良く前のほうの席が手に入り(サントリーホールの1階に入るの初めて・・・)、間近で顔を見て彼の若さに改めてびっくり。1986年生まれだから、まだ22歳というのはわかっていたけれど、見た目はそれ以上に幼く、高校生といっても通りそうな風情なんです。そんな少年のようなピアニストがこんな立派な演奏をするんですからねえ。今後の活躍が本当に楽しみです。

会場では、7月発売予定の「ハンマークラヴィーア」の入ったCDを先行発売していたので、購入。愛聴盤になりそうです。もちろんサイン会にも並びました。フランス語で挨拶したけれど、ちょっと面倒くさそうな感じで対応されました(笑)いかにも気まぐれなフランス人、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェです。
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写真ではなぜかいつも理科系のオタク少年のようですが、実物はかなーり男前です。
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by AngeBleu | 2009-06-22 18:01 | 音楽

マラーホフの『カラヴァッジョ』DVD発売

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昨年末、ベルリン国立歌劇場で観た『カラヴァッジョ』のDVDが発売されることになりました! あのスリリングで官能的なパ・ド・ドゥが映像で残されたのは本当に嬉しい限りです。オペラグラス越しにしか見られなかった表情をじっくりと見るのも楽しみです。

ベルリンの旅 '08 12月(9)ベルリン国立歌劇場 マラーホフ『カラヴァッジョ』

マラーホフの全幕もののDVDが出ること自体久しぶり。しかもこの作品は、ほぼ全編マラーホフ出ずっぱりなので、作品が好きになれなくても、マラーホフポーズ集のような感じで楽しめます(篠山紀信の写真集的に)。

amazonでは6月30日発売予定となっています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0027DQH82/yukiswebpage-22/
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by AngeBleu | 2009-06-17 13:02 | バレエ

ジャン=マルク・ルイサダ@紀尾井ホール(6月6日)

ジャン=マルク・ルイサダのピアノリサイタルに行ってきました。ルイサダは、図書館で借りたショパンの『ピアノ協奏曲第1番(ピアノ六重奏版)』がすごくよかったので、一度聴きに行きたいと思っていたんです。曲目は次のとおり。 

ショパン:3つのノクターン Op.9
     2つのノクターン Op.27
     ノクターン Op.48-1
     2つのノクターン Op.62
バッハ:フランス組曲 第5番 ト長調 BWV.816
シューマン:子供の情景 Op.15
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 「熱情」 Op.57

ショパンのノクターンってほとんど聴いたことがなく、甘くデリケートな旋律の曲ばかり・・・という先入観がありました。でも実際はとても多彩な表情を持っているのですね。暗く荒々しいエネルギーが爆発するような部分もあって、心をわしづかみにして揺さぶられるようでした。バッハのフランス組曲は、バッハではないようなロマンチックな演奏で、なかなかおもしろかったと思います。しかし何より圧巻だったのは、アンコール1曲目のドビュッシー。ピアノ曲に全く詳しくないので最初は何の曲かわからなかったのですが、聴いているうちに、これはきっと『沈める寺』だなと思いました。だって本当に目の前に水に濡れたゴシックの大聖堂が現れたのです。ピアノ1台で、これほど壮大な音の大伽藍が造り出されるなんて・・・。驚くべき体験でした。

終演後はもちろん、サイン会の列に並びました。パリのカフェの中を見渡したら一人はこんな人いそう・・・という感じの親しみやすい風貌も前から気になっていて、間近でお目にかかりたかったのですよね。想像したとおりのとても気さくな人柄のルイサダ氏。200人は下らないと思われるファンのひとりひとりに、にこやかに挨拶しながらサインをしてくださいました。
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by AngeBleu | 2009-06-08 19:23 | 音楽

山中貞雄『丹下左膳餘話 百萬両の壺』

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ご近所の映画館「ラピュタ阿佐ヶ谷」で、いま、山中貞雄特集をやっています。昨日は『丹下左膳餘話 百萬両の壺』を上映していたので、夕食後ふらりと観に行ってきました。この映画大好きなんです。初めて観たときは、戦前の日本にこんなおもしろい映画があったの!?と驚きました。観に来てた人皆同じ思いだったようで、映画館では珍しく最後に拍手が起こったことを覚えています。今回約15年ぶりに観ましたが、やっぱりおもしろかった。丹下左膳といってもチャンバラ映画じゃないですよ。設定は時代劇だけど、ストーリー展開はまんまハリウッドのコメディー映画。それに、怖い顔して三枚目演技の大河内傳次郎や、女房役の粋なお姐さん、変てこな屑屋二人組など、出てくる人がみんないい味出していて、本当に何度も観たくなります。あと、道場やぶりのシーンでの大河内傳次郎の立ち回り姿はさすがにかっこいい。剣豪スターとしての大河内傳次郎も観てみたいと思いました。

6月6日〜12日に『河内山宗俊』、13日〜19日には『人情紙風船』が上映されます。両方とも観てはいるけれど、実は内容をまったく覚えていない・・・。『人情紙風船』は、『百萬両の壺』のような人情喜劇を期待していたら、予想外に暗い映画で落ち込んだような記憶があります。今度観たときは、どんな感想を持つでしょうか。
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by AngeBleu | 2009-06-05 19:04 | 映画

水族館劇場「メランコリア 死の舞踏」@駒込大観音境内

「千駄木になんかおもしろそうな野外劇場が立ってるから行ってみいひん?」と相棒に誘われ、この前の日曜に出かけてみた。毎年梅雨前のこの時期になると、駒込大観音という神社の境内に仮設舞台が出現し、このあたりを仕事でよく通る相棒は前から気になっていたらしい。
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なるほど、たしかになんかおもしろそう。小さな神社の境内に、巨大な難破船と見まがうような芝居小屋が建てられている。普通の住宅街の中に突如現れた異空間への入口とでもいおうか。

まずは、小屋の外で10分ほどの口上。その後、小屋の中に入って本編開幕となる。やっている芝居はわりと普通。出ている人もあまりうさんくさくない。でも、舞台装置がすごい。「水族館」「空中スペクタクル」ってこういうことなのか、と納得。舞台の中央に大きな水槽があって、役者たちは、舞台袖ではなく、水の中にはけていくのだ。(水族というより両生類なのでは?)最後は、大洪水ですべてが流され、予想していたこととはいえ、実際にその光景を目の当たりにすると幻惑させられた。

公演はこの先6月8日まで毎日夜19:00からやっています。詳細は水族館劇場ウエブサイトで。
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by AngeBleu | 2009-06-03 14:04 | 演劇

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