Trans Europe Express


フランス、ドイツなどヨーロッパの旅の話題を中心に、映画、音楽、ダンス、アート鑑賞記録も。
by AngeBleu
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コンテとアルボワワイン

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フランスでは、レストランで食事もいいけれど、新鮮なチーズとワインを買ってきて部屋で食べるのも楽しいものです。10日ほどのパリ滞在中、夜は毎日こんな感じで「ひとり飲み」してました。日本の自分の家で同じことをしても全然楽しくないですが(笑)、パリだとなぜか幸せ〜な気分になれるんですよね。
 
この夜のチーズは「コンテ」と「ピコドン」。7区の「マリ・アンヌ・カンタン」という老舗のチーズ店で買いました。コンテは今まであまり好んで食べたことはなかったけれど、さすが専門店で「一番おいしいコンテを」と言って選んでもらっただけあって、とてもおいしかったです。ミルク味の中に、木の実のような甘みや、フルーツのようなかすかな酸味が混じり合って、なんともいえない複雑な味わい。コンテの魅力に開眼しました。ピコドンは、この夏、プロヴァンスではじめて食べて感動したチーズ。そのときはとろとろの食感がたまらなかったのですが、今回は、気温のせいか?熟成期間のせいか?もっと身がひきしまって、ねっとりむっちりという感じ。こくがより深くなったようで、また違うおいしさがありました。
 
合わせたのは、コンテと同じ地方のワイン「アルボワ」。名前は知っていたけれど、飲むのははじめて。日本ではめったに見かけないワインですが、パリでもあまり出回っていないそうです。そんな珍しいワインがチェーン店の「ニコラ」で7.50ユーロというのはお得だったかも。きれいな金色で、花の蜜のような香りとこくがあり、すごく好みの味。やはりコンテとの相性は最高でした。
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# by AngeBleu | 2011-12-08 18:35 | パリ

モン・ドールとボジョレー・ヌーヴォー

冬にフランスに行ったら必ず食べたいと思っていたのが「モン・ドール」。秋から冬にかけてしか生産されない季節限定のチーズです。

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こうして木箱に入ったまま、木のスプーンですくって食べます。ウォッシュタイプにしては匂いは強くなく、ほんのりと香る木の香りが心地いいです。食べる1時間ほど前に冷蔵庫から出しておくことが大切。とろとろになったモン・ドールは、なめらかでクリーミーで、やみつきになるおいしさ♪ 日本では「幻のチーズ」などと呼ばれ、値段も非常に高い(小さいものでも3000円超え)ですが、パリではどのチーズ屋さんでも10ユーロほどで売っています。ほんと、このためだけに毎年冬、パリに行きたいくらい!

今回はたまたま11月の第3木曜、つまりボジョレー・ヌーヴォーの解禁日にパリにいたので、ボジョレーと一緒にいただきました。今年のボジョレーは「ここ10年で最高の出来」とかで(毎年同じこと言ってるような気がするが…)、こちらもとてもおいしかったです。
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# by AngeBleu | 2011-12-05 23:48 | パリ

シラク前大統領もお気に入りのレストラン「ペール・クロード」

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11月末、10日間ほどのパリ出張に行っていました。今回はアパートを借りての滞在だったので、基本的に食事は自炊。なのでレストランにはほとんど行かなかったのですが、たまに現地の友人とランチに出かけることもありました。その中のひとつが、ここ。エッフェル塔に近い、15区のラ・モット・ピケ大通りにあるレストラン「ペール・クロード」です。常連客の多い気軽なビストロながら、そこは15区、どことなく上品な雰囲気です。シラク前大統領も行きつけだとかで、店内にはシラクさんがこの店を訪れたときの写真が飾ってありました。

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ここのスペシャリテは、ロティスリー、つまり焼き肉料理。メニューには、牛boef、仔牛veau、鶏poulet、羊agneauと、おいしそうな肉料理が並びます。私の目にとまったのは、cuisses de grenouilles。前から食べてみたかった「カエルの脚」です。今日はこれに決まり! パリでカエル料理が食べられるレストランはあまりないですからね。

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油で揚げて、ニンニクとパセリのソースでいただくのが、カエルの食べ方の定番だそうです。カエルそのものには特に味や臭いはなく、ニンニクとパセリの香りを楽しむという感じ。そしてカリッと揚げた食感がたまらなくて、お酒が進みます~。おすすめされたワインは「ロゼ」でした。これはかなり日本人好みの料理ではないでしょうか。小骨が多くて食べにくいのが難かな。お行儀よくナイフとフォークで身をはがすのはなかなか時間がかかって大変。手づかみで食べたいくらいでした。

付け合わせのジャガイモのピュレがまたおいしくて…。こんなになめらかでクリーミーなピュレをレストランで食べるのははじめて。

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右は友人が食べた「鶏の赤ワイン煮」。ご覧のとおりかなりのボリューム。私たちはふたりともメイン1品だけでお腹がいっぱいになりましたが、まわりを見回すと、小柄なおばあちゃんでも、前菜からメイン、デザートまで平らげていました。すごいもんだわ。

さて、食事中に、テーブル担当の男の子が近づいてきて、何やら耳打ちしようとする。何だ?と思ったら、「今からシラクさんが入ってくるよ」だって。振り返って窓の外を見ると、シラクさんがレストランの前で車を降りたところだった! 本当に常連なんですね。アルツハイマー病を患っているという報道もありましたが、すごくお元気そうに見えました。あれは裁判逃れのための仮病に違いない(決めつけ)。

お勘定は、ふたりでメインとグラスワイン、コーヒー1品ずつで、67ユーロ。決して安い店ではないけれど、安心しておいしい肉料理を食べられるうえ、エッフェル塔近くで、年中無休でやっているという点でも貴重なレストランです。

Restaurant Pere Claude
51,avenue de la Motte-Picquet 75015 Paris
http://www.lepereclaude.com
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# by AngeBleu | 2011-12-03 21:04 | パリ

愉楽の時~アレクサンドル・タローのバッハ、モーツァルト(11月21日@シャンゼリゼ劇場)

パリ・シャンゼリゼ劇場で開かれたアレクサンドル・タローとカナダの古楽器アンサンブル「レ・ヴィオロン・ド・ロワ」による演奏会に行ってきました。

ハイドン:交響曲第44番
バッハ:鍵盤協奏曲BWV1058
モーツァルト:交響曲第17番
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」

ただただ音の快楽に酔いしれる、至福の時間を過ごしました。時差ボケ、体調不良で、行くかどうか迷ったコンサートでしたが、行ってよかった~。
タローが弾くバッハは、モダンでクールでおしゃれ。バッハがまるで現代音楽の即興演奏のように聞こえます。後半のモーツァルトは、軽やかで自由な、まさにタローのモーツァルト。ちょうどピアノの鍵盤を真上から見下ろす4階バルコニー席だったので、視覚的にもとても楽しめました。古楽の伴奏もパッションにあふれ、タローのクールな響きと不思議によく合っていましたね。アンコールは、マルチェッロのオーボエ協奏曲をピアノ協奏曲にアレンジしたもの。タローの「Concertos Itliens」というアルバムにも入っている、大好きな曲です。そして、もう1曲は全然知らない曲だけど(モーツァルトの初期の曲かな?)タロー節炸裂、即興的魅力にあふれたすてきな演奏でした。

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終演後に開かれたサイン会に、思わず並んでしまいました。タロー、演奏もかっこいいけど、ルックスもかっこいいんだよね~並んでいたのはほとんどが女性だったような(笑)

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今回の演奏会と同じベルナール・ラバディ指揮レ・ヴィオロン・ド・ロワと組んだ新アルバム「バッハ鍵盤協奏曲集」
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# by AngeBleu | 2011-11-22 21:18 | 音楽

ウィーン・フィルハーモニー東日本大震災復興支援チャリティコンサート@サントリーホール(10月18日)

モーツァルト:ピアノ協奏曲 イ長調 K488から第2楽章
(ピアノ:クリストフ・エッシェンバッハ)
マーラー:『少年の魔法の角笛』から
(バリトン:マティアス・ゲルネ)
シューベルト:交響曲第7番 ロ短調 D759「未完成」


初めてのウィーン・フィル体験。
ウィーン・フィルの来日コンサートなど私には高嶺の花(高値の花ともいう)で、生涯行くことはないだろうと思っていました。ところが、東日本大震災チャリティコンサートとして開かれた18日のマチネ公演は、なんと全席1万円。3日前に知り、だめもとでホールに電話したら、まだ空いていた! LCという今まで買ったことのないような良席で、憧れのウィーン・フィルが聴けるなんて♪ しかもモーツァルトのピアノ協奏曲では、なんとエッシェンバッハの弾き振り姿が見られるのです。ピアニスト・エッシェンバッハのファンには夢のよう……

「ピアノ協奏曲第23番」は、一昨年のパリ管とのエッシェンバッハ70歳のバースデーコンサートでも披露された曲。今日演奏された第2楽章は、震災の犠牲者に捧げられるということで、悲哀の色がいっそう濃厚に感じられました。テンポはより遅く、弱音はより弱く……まるでかすかなため息のようなピアノ。それを慰めるかのようなやさしい木管の響き、その美しさになおさら涙を誘われます。最後の弦のピチカートは去りゆく人の足音のよう。……自分もいつか去りゆく側になるのだ……そんなことを突然悟ってしまうほど、深い演奏でした。演奏後の拍手は控えられ、舞台上の奏者と客席の全員が立ち上がって1分間の黙祷を捧げました。

「少年の魔法の角笛」を聴くのははじめてです。演奏されたのは「ラインの伝説」「麗しきトランペットが鳴り響くのは」「原光」の3曲。こんなに神々しく美しい曲だったのですね。ゲルネさんの驚くほどまろやかな声、艶やかでそこはかとなく退廃の香りがするオーケストラの演奏にうっとり。

そして最後の「未完成」。超有名曲すぎて、かえって演奏会で聴く機会のなかった作品。なんといえばいいんでしょう。感動というより、驚きで言葉がありません。こんなに壮絶な曲だったなんて……。

なんとも濃密な1時間でした。エッシェンバッハとウィーン・フィルが追悼の祈りのために選んだのは、みごとに死の淵をかいま見せるような曲ばかりでした。「死」から目をそむけているところには、「希望」も「復興」も生まれない。そんなことを教えてくれたような気がします。ありがとう、ウィーン・フィル。ありがとう、エッシェンバッハ。
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# by AngeBleu | 2011-10-19 21:03 | 音楽

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