人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ぜんぷくトリヲの「いのちのオンパレード」(2011年3月26日@珈琲問屋Pベリー)

ぜんぷくトリヲの「いのちのオンパレード」(2011年3月26日@珈琲問屋Pベリー)_b0163474_16421170.jpg

2週間ぶりに電車に乗って(非常な怖がりなので、地震以来電車に乗れないでいた……)、ぜんぷくトリヲのマイムショー「いのちのオンパレード」を観に行きました。ぜんぷくトリヲは、3人のパフォーマー(橋本フサヨ、小泉文乃、鈴木秀城)が組んだマイムアンサンブル。杉並区の善福寺公園で練習をしているからこの名が付いたそうです。

今回の公演のテーマは、「ペイネの世界」。シルクハットの青年(鈴木さん)とほっそりとした美少女(小泉さん)、そしてふたりにちょっかいを出す「かまってちゃん天使」(フサヨさん)が、喫茶店の小さな舞台を駆ける、翔ぶ! 小さなハートマークがいっぱい飛び交うような、素敵なコメディーでした。

フサヨさんがいつも見せてくれるのは、半径1m以内の小さな愛、ささやかな幸せ。でも、それさえあれば、人は生きていけるのだなあーと、しみじみ思いました。

帰りは吉祥寺に寄り、ハモニカ横丁のバーで1杯。地震以来の「消費の自粛」ムードで、“サービス業は大打撃”“夜の銀座は真っ暗”なんてニュースもありますが、吉祥寺はいつもどおりの賑わい。どのお店も人でいっぱいでした。ただ、節電で照明を控えめにしているため、街全体が暗いのは確かです。私はコンビニなどの白い蛍光灯が大の苦手だったので、この雰囲気は大歓迎。ヨーロッパの夜もこんな感じですよね。どの店も外から見ると真っ暗なのですが、窓をのぞき込んでみると、中ではいくつもの小さなローソクの灯を囲んで人々が語り合っている……という光景。日本人もこの機会に、夜の暗さとほのかな灯りを楽しめるようになればいいですね。
by AngeBleu | 2011-03-27 16:46 | おさんぽ日記