2011年 12月 08日
コンテとアルボワワイン
この夜のチーズは「コンテ」と「ピコドン」。7区の「マリ・アンヌ・カンタン」という老舗のチーズ店で買いました。コンテは今まであまり好んで食べたことはなかったけれど、さすが専門店で「一番おいしいコンテを」と言って選んでもらっただけあって、とてもおいしかったです。ミルク味の中に、木の実のような甘みや、フルーツのようなかすかな酸味が混じり合って、なんともいえない複雑な味わい。コンテの魅力に開眼しました。ピコドンは、この夏、プロヴァンスではじめて食べて感動したチーズ。そのときはとろとろの食感がたまらなかったのですが、今回は、気温のせいか?熟成期間のせいか?もっと身がひきしまって、ねっとりむっちりという感じ。こくがより深くなったようで、また違うおいしさがありました。
合わせたのは、コンテと同じ地方のワイン「アルボワ」。名前は知っていたけれど、飲むのははじめて。日本ではめったに見かけないワインですが、パリでもあまり出回っていないそうです。そんな珍しいワインがチェーン店の「ニコラ」で7.50ユーロというのはお得だったかも。きれいな金色で、花の蜜のような香りとこくがあり、すごく好みの味。やはりコンテとの相性は最高でした。